
季刊〔ビィ〕Be!140号……《特集》宙ぶらりんを生きぬく力
- 発行:2020年9月
- 価格:957円(税込)
- 発行元:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
- 発売元:アスク・ヒューマン・ケア
- A5判/114ページ
- ISBN:ISBN978-4 909116-17-8
特集
宙ぶらりんを生きぬく力
答えが出なくても。先が見えなくても。
注目される「ネガティブ・ケイパビリティ(負の力)」とは? 今と向き合うヒントがここに。
PART1 何とかしているうちに、何とかなる。【帚木蓬生】
PART2 読者の手記…回復の中でどう過ごしているか
PART3 転んでも、ただでは起きない。【信田さよ子】
PART4 手間暇かけるから、本物になる。【西脇健三郎】
今号の注目!
◆こんなとき、どうしたらいいの!? 《家族の体験》ゲームとSNSへの依存
ゲームばかりで留年が決定した息子。治療の場を探して電話をかけ続けた……。 不登校の娘がSNSに入れ込むうち中傷され「死にたい」と言うように……。 親の立場で何に悩み、どう感じ、どう行動したか、まとめていただきました。
インタビュー
白石 和彌 さん 私の映画と原点 家族の飲酒問題
【取材・文 塚本堅一】 仕事が続かない父、酔いつぶれている母。 「子どもの頃の記憶で明確になるのも、この時期からで、つまり記憶の始まりが、家族の別れだった」と監督は話す。作品の中でも、この時期の記憶を描くことは多いという。 『日本で一番悪い奴ら』を撮ったときに薬物依存症者と出会い、それまで抱いていた偏見が消えていった。 ピエール瀧さんが逮捕された際、監督は「排除ではなく治療につなげるべき」とコメントを出し、いずこも自粛の嵐の中、ピエールさん出演のシーンも差し替えなしに上映となった。 そして今、監督は回復施設のドキュメンタリーを撮影中だ。