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季刊〔ビィ〕Be!156号……《特集》傷つけられた「怒り」をどうすればいい?

  • 発行:2024年9月
  • 価格:957円(税込)
  • 発行元:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
  • 発売元:アスク・ヒューマン・ケア
  • A5判/114ページ
  • ISBN:ISBN978-4 909116-44-4

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特集 トラウマ・AC 回復の途上で

傷つけられた「怒り」をどうすればいい?

ACの課題と向きあったり、トラウマから回復するプロセスで、今まで出せなかった「怒り」があふれ出てくることがある。
そのため関係が破壊され、孤立を招くことも……。
でも「怒り」は、重要な鍵。
〈私は大切な存在だ〉という確認であり、
前に進むエネルギーとなるから。

【協力 野坂祐子】

《PART1》語ることが始まり(手記)
《PART2》回復プロセスでの「怒りの意味」
《PART3》怒りのプロセス(手記)
《PART4》支援者が直面する「怒りの課題」
《PART5》回復の途上で(手記)

・解説 「怒り」は自分を守るためのサイン
【岩壁茂】

・解説 「怒り」と安全につきあう方法
【通信セミナーより】

今号の注目!

歴史を学び歩く
その当たり前は、どう創られてきた?
(3)依存症専門病棟を生み出した 女性たち初の議員立法とは?

「久里浜病院にアルコール専門病棟がつくられたのは、いわゆる「酩酊者規制法」の付帯決議による。そしてこの法律、NHKの朝ドラ「虎に翼」とまさに同じ時代背景のもとで成立している。
フェミニズムの視点から同法を考察する論文をまとめた女性史研究家、佐藤ゆかりさんにお話を聞いた。【風間暁】

減酒治療《シリーズ6》
「薬理学」と「脳」から、
減酒を考えてみた!

「依存症と脳について長年研究されてきた廣中直行先生(神経精神薬理学)にお話を聞いた。
あわせて当事者の体験も。

◇減酒の薬と断酒の薬、作用点も前提もまったく違います。【廣中直行】
◇当事者の体験 「減酒」と「断酒」
――自分にとって何がどう違ったか?

インタビュー

ナカムラサヤカ(映画監督)
「アディクトを待ちながら」
私も依存症家族だった

この夏、公開された映画『アディクトを待ちながら』。主演に薬物依存症当事者でもある俳優の高知東生さんをむかえ、依存症の当事者や家族が持つ苦しみや葛藤、その先にある希望や回復を描いた意欲作だ。
ナカムラサヤカ監督に、自身の背景から映画の見どころまで、お話をうかがった。
【取材・文 塚本堅一】

Topics

すでに身近に!?
「スポーツベット」の何が危ないのか

《1 解説》
「ギャンブル場」へ行かない世代【佐藤邦統】
《2 当事者の体験》
これなら、損をしても納得できる!
《3 家族の思い》
私たちの知っている息子ではない

回復施設での薬物使用
木津川ダルクのその後【塚本堅一】

アクション《蒲タコハイ駅》
駅名が酒の商品名に変わった!?

基本法NOW
この春発表された28都府県の推進計画を分析する

好評連載

新連載!《リレー報告》
依存症支援の現場から
作業療法士のお仕事
(1)プログラム一新の理由
【小砂哲太郎】

《エッセイ》わたしは盗らないクレプトマニア(窃盗症)
(2)こころの壁を壊す【高橋悠】

忘れたい記憶のそばで【ギンバイカ】

「生きづらさ」支援の現場を歩く
(10)精神疾患の親を持つ子ども・若者を支援するCoCoTELI(ココテリ)
【有馬知子】

アサーティブトレーニングが
教えてくれる
「相手といい関係をつくる」知恵
(18)批判された怒りをどうする?
【中野満知子】