
- 最新刊
- おすすめ
【予約】季刊〔ビィ〕Be!160号……《特集》「ほどほど」に生きられない私たち
- 発行:2025年9月
- 価格:1,045円(税込)
- 発行元:ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
- 発売元:アスク・ヒューマン・ケア
- A5判/114ページ
- ISBN:978-4-909116-48-2
季刊Be!は年間購読がお得です!
年4回季刊Be!本誌をお届けします。(3・6・9・12月の10日発行)
年間購読について詳しくはこちらをご覧ください。
特集 しんどさの謎がとけた!
「ほどほど」に
生きられない私たち
ACの特徴としてよく言われる「がんばりすぎ」「白黒思考」「人との適切な距離がつかめない」…。こうした極端さの背景には、子ども時代の逆境や、トラウマ体験があるらしい…。どうしたら、しんどい生き方から「ほどほどに」楽になれる? そもそも「ほどほど」ができなくなった依存症。回復途上では何が役立つ? 「ほどほど」がむずかしいのと、発達特性との関連は?
――謎の答えを求めて、専門家に聞きまくった!
PART1
白黒の世界…逆境で起きること【野坂祐子】
PART2
抱える力…現実を生きる練習【野坂祐子】
PART3
身体の信号…脳科学の視点【廣中直行】
PART4
体験の支援…依存症治療の場で【宮田友樹】
PART5
発達特性…ツールを持とう!【中島美鈴】
《40周年記念企画》
依存症家庭のこども・若者が担っている「情緒的ケア」とは?
ヤングケアラー/AC/ACE(逆境的小児期体験)
3つのキーワードから
必要な支援を考える
ASKが行なった「ヤングケアラー調査」第1次の中間報告、総会イベントでの当事者による体験発表、ディスカッションの中身をご紹介する。
さらに、ACE(逆境的小児期体験)研究の専門家に、徹底インタビュー!
◆PART1 依存症家庭のヤングケアラー
――ASK調査の中身
◆PART2 負の連鎖を止めるために
――当事者の体験【長嶺乃里子】
◆PART3 誰のため、何のための言葉?
――必要な支援をめぐって
【平井登威 風間暁 長嶺乃里子 今成知美】
◆PART4 「ACE」と「PCE」
――研究の始まり~最前線!【三谷はるよ】
今号の注目!
ロングインタビュー【藤林武史】
児童相談所はゴールキーパー
激増する虐待の通告、職員たちが燃え尽きていく。社会的養護の現状は、精神科医として積み上げてきた常識と、あまりに食い違っていた。手つかずの課題にどう向き合えばいいのか――元所長が語る18年の歩み。
インタビュー
田代まさし(歌手・タレント)
「肩ひじ張らず、回復を楽しむ」
以前、田代さんが本誌のインタビューに登場したのは、ちょうど10年前。
「回復について語っているのに再使用して、約束を破ったと言われても仕方がない。この10年で大きく変わったことが1つあって、薬物依存症のマーシーが回復した姿を見せてもうひと花咲かせるということを、これまでは心のどこかで考えていました。今は、自分が咲くことよりも、誰かの栄養分になればいい。それはそれで素敵なことなのかもしれないと感じていて…」
【取材・文 塚本堅一】