自分を振り返るためのチェックとアドバイス

自分をふりかえるためのチェック項目
——ACの5つのタイプ

機能不全家族の中で育った子どもは、子ども時代を生き延びるために、さまざまな努力を重ねてきました。下にげあげた5つのタイプはけっして固定したものではなく、一人でいくつかの役割を重ねもったり、入れ替わることもあります。

◆HERO(ヒーロー=家族の期待を一身に背負ったタイプ)

□学校では、いつもよい成績をとれるよう努力していた
□「しっかりした子」とほめられるよう努力していた
□周囲のまとめ役をつとめるため努力してきた
□責任感がひじょうに強いと感じる
□周囲に能力を評価されなかったら、自分の価値が感じられない
□息抜きをしたり、無邪気になって遊ぶのが苦手
□ミスや失敗をすると、ひどく自分を責めて落ち込んでしまう
□他の人の失敗でも、自分の責任のように感じる
□もっともっと努力しなければと、いつも自分を追い立ててしまう

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◆SCAPEGOAT(身代わり=家族の問題を行動化するタイプ)

□親や教師に反発や怒りをぶつけてきた
□ルールを無視した行動で自分の存在を目立たせようとする
□「悪い子」と言われたり態度で示されて傷ついてきた
□あなたが問題を起こすと、両親は今までのいさかいなどを忘れて、一緒にうろたえたり、叱ったり、解決に奔走したりしていた
□自分なんかどうでもいいと感じることが多い
□怒りにまかせて相手を非難攻撃することが多い
□ちょっとしたことで周囲との関係がこじれてしまうことが多い
□自分の淋しさや傷をわかってくれる人など、誰もいないと感じる

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◆LOST CHILD(いなくなった子=存在しないふりをして生きのびたタイプ)

□家庭でも学校でも、なるべく目立たないよう行動してきた
□「素直な子」とほめられるよう行動してきた
□自分の存在が忘れられているように感じてきた
□大勢のなかにいるより、ひとりきりで過ごすほうが好きだ
□自分を表現したり意見を主張するのが苦手だ
□孤独感を感じることが多い
□自分はいなくてもよい存在なのではないかと感じることが多い
□人生に生きる意味があるなんて思えないことがしばしばある

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◆CLOWN(道化師=おどけた仮面を被って不安を隠してきたタイプ)

□小さい頃から周囲を笑わせよう、なごませようと努めてきた
□相手の目を真っすぐに見ないようにしていた
□自分の不安や弱さを相手に悟られないように努めてきた
□「落ち着きのない子」と言われた
□その場がシラけたり、気まずい雰囲気になるとひじょうに不安を感じる
□人と対決するのが怖い
□「明るい」「軽い」仮面の下の本当のあなたを誰もわかってくれないと感じる

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◆CARETAKER(世話役=親や周囲の面倒を見てきたタイプ)

□「やさしい子」「思いやりのある子」と言われるよう努めてきた
□周囲の役に立つよう、がんばってきた
□自分勝手にならないよう、してほしいことがあってもがまんしてきた
□困っている人がそばにいると放っておけない
□自分の都合より、他人の都合を優先することが多い
□自分を優先するのは、わがままでいけないことのように感じる
□相手が何を望んでいるのか、ひじょうに敏感に感じ取ることができる
□自分が何をしたいのか、何を感じているのかわからなくなることが多い

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◆HERO(ヒーロー=家族の期待を一身に背負った)タイプのあなたへ

いつも完璧でいるために必死だったあなた――
どうぞ心の中の「自分」に伝えてあげてください

・失敗しても大丈夫(あらゆることを完璧にこなす必要はありません)
・能力や努力だけで評価しないで! 丸ごとの自分に価値があるのです
・ホッと息抜きできる時間を持ちましょう

次へ

 

 

 

◆SCAPEGOAT(身代わり=家族の問題を行動化する)タイプのあなたへ

親や家族が自分に十分注目してくれないことに傷ついてきたあなた――
どうぞ心の中の「自分」に伝えてあげてください

・あなたは愛される価値がある人です
・あなたはひとりぼっちではありません
・あなたは大切な存在です

次へ

 

◆LOST CHILD(迷子=存在しないふりをして生きのびた)タイプのあなたへ

「自分はどうでもよい存在だ」と感じ、目立たないことで自分に問題が降りかからないようにしてきたあなた――
どうぞ心の中の「自分」に伝えてあげてください

・あなたは大切な存在です
・あなたにはたくさんの潜在能力があります
・あなたの人生の主人公はあなたです

次へ

 

◆CLOWN(道化師=おどけた仮面を被って不安を隠してきた)タイプのあなたへ

おどけた行動の背景には、恐れと不安の感情がありませんでしたか?
どうぞ心の中の「自分」に伝えてあげてください

・怒りたいときは怒ってもいいのです
・つらいときは、「つらい」と言ってもいいのです
・周囲の緊張にいつもあなたが責任をもつ必要はないのです

次へ

 

◆CARETAKEAR(世話役=親や周囲の面倒を見てきた)タイプのあなたへ

あなたは感受性が豊かで他人の痛みに共感しやすく、いつも自分の欲求を二の次にしてきませんでしたか?
どうぞ心の中の「自分」に伝えてあげてください

・あなたのことを真っ先に考えていいのです(自分のことを優先するのは自分勝手ではありません
・自分自身に焦点を当ててみましょう(「私は何がしたい?」「今どう感じている?」と自分に聞いてみましょう)
・無邪気に遊ぶチャンスをつくりましょう

次へ

 

 

 

 

もちろんこうしたパターンは、いけないものではありません。
その人なりの味だったり、すぐれた能力として発揮されている場合も多いのです。

ただ、もしあなたが望むなら、いつも同じ役割ではなく、別のパターンで行動することも可能です。

アスク・ヒューマン・ケアの通信セミナー<私を生きるスキル> では、具体的な場面をもとに「自分だったらどうする?」と考える作業を通して、自分自身の感情や望みに気づき、別のやり方がたくさんあることを学び、行動を選択する方法を練習していきます。

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