ライフスキル、もっと知りたい!

ライフスキルとは、ひとことで訳せば「生き方の技術」。

WHO(世界保健機関)では、日常のさまざまな問題に健康的に対処するために必要な、10のライフスキルをあげています。

意志決定/問題解決/創造的思考/批判的思考/効果的コミュニケーション/対人関係/自己意識/共感性/情動への対処/ストレス対処

アスク・ヒューマン・ケアでは、自分らしく生きるためのスキルとして「境界」も加えています。

日本社会では「周囲と同じように」というプレッシャーが強く、他人との境界があいまいになりがちです。それが息苦しさにつながる場合が多いのです。
また、トラウマからの回復途上で「安全・安心」を確保するためにも、境界の感覚を身につけることは大切です。

では、それぞれのスキルについて見ていきましょう。

◆境界のスキル

自分と他人との境界がはっきりしていないと、自分らしさは消えてしまいます。
たとえば、他人の責任まで背負いこむ。
相手の機嫌が悪いのは自分のせいだと感じてしまう。
干渉してほしくないのに嫌だと言えない。
……いずれも、境界の混乱です。
境界を保つスキルは、自分という人間の「輪郭線」を描くことにあたります。

◆感情のスキル

マイナスの感情は、よくないものだと思っていませんか?
悲しみ・寂しさ・後悔などを、何かでまぎらせて早く消そうとする。
怒りや不安などを、自分の中で抑えこもうとする。
……でもあらゆる感情は、大切なことを伝えようとしています。
そのメッセージを受け取ること、つまり外の世界だけでなく「自分の内側に耳を傾ける」作業が、自分らしさには欠かせないのです。

◆コミュニケーションのスキル

こんなこと言ったらヘンだと思われる。
断わったら嫌われてしまう。
どうせ聞いてくれない。
……自分らしく生きられる「環境づくり」には、気持ちや考えを相手に伝わりやすい形で伝えるスキルが必要です。
同時に、相手の話を聞くスキルも大切。
周囲の人との関係の中でこそ、自分らしさは磨かれていきます。

◆ストレス対処のスキル

ストレスがつのると、さまざまなことが起きます。
がまんを重ねて自分の気持ちに鈍感になる。
ちょっとしたことに極端な反応をする。
なにかと自分や周囲を責める。
意欲や元気をなくす。
……こうして自分らしさを失ってしまうのです。
上手に気分転換したり、モヤモヤを誰かに聞いてもらったり、必要な休みを取るなど、健康的なストレス対処やセルフケアのスキルが大切です。

◆自己決定と選択のスキル

誰かに言われたから。
周囲が期待してるから。
みんなそうしているから。
ほかにどうしようもないから。
……そうやって流されるのではなく、自分で選択していく積み重ねの中に、自分らしい生き方があります。
そのためには、自分の望みをキャッチする方法、複数の選択肢を検討するやり方、問題解決の手順など、身につけておくとよいスキルはたくさん!

 

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