もともとは、アルコール依存症の親のもとで育ち、成人した人のこと(ACoA=Adult Children of Alcoholics)。
日本では、ACoDの意味で使われることが多い。

AC概念は1970年代後半のアメリカで生まれ、クラウディア・ブラック著『私は親のようにならない』が世界的なACムーブメントを引き起こした。
同書が提起したのは、依存症の親に代わって責任を負う「いい子」たちが、成人後に自ら依存症となったり、うつやバーンアウトに苦しんだり、依存症者の配偶者となっている「世代連鎖」の問題である。

ブラックはその背景として、依存症家庭における「話すな。信頼するな。感じるな」という暗黙のルールを指摘。
子ども時代に身につけた信念や行動パターン(共依存のパターン)を、新しい信念や行動に置き換える「回復・成長」への道筋を示した。

日本では、1983年に初のアラノンACグループが誕生。
90年代には依存症領域を通じて各地にACグループが育ち、同時にACoDへと概念が拡大。

90年代後半にはマスコミにも取り上げられて「大人子ども」「責任を親に転嫁する」といった誤解もはらみつつ、ブームが過熱した。

トップに戻る