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■これだけは、日本に伝えたい!――ハワード・カツヨ

■頭で理解するのでなく、全身を使って実感し行動する。――カツヨ先生が語る思い

■「エンパワメント」の専門家がやってきた!――ハワード・カツヨ先生は、こんな人

   
   これだけは、日本に伝えたい!――ハワード・カツヨ
   
 

ハワード・カツヨ
「人と違っていてはいけない」という思いが、日本社会の中にいまだ根強くあるのです。
そのために自分の価値を周囲と比較して考えたり、
本来の持ち味が認められなかったりする。
多くの人が人間関係のストレスで消耗していて、もっているはずの力が出せずにいます。
痛々しいほどの「自分探し」を続けている人もいます。
「自分はこういう人間だ」という自信がもてずにいるのです。

   
 

キャンパスで日本の留学生たちと関わっていても、
毎年来日して専門職を対象にトレーニングを行なっていても、同じ課題を感じました。

努力家で、気遣いにあふれ、大変優秀な日本の人々。


 「一人一人違っていていい」


 「違いをそのまま認めて、一緒にやれる」


そんなコミュニケーションができれば、どれだけ楽になり、
持っている力を発揮できるでしょう。
TRUE COLORS(トゥルーカラーズ)は、そのためのプログラムです。


Dr. Katsuyo Howard

 
   
 

 頭で理解するのでなく、全身を使って実感し行動する。

  ――カツヨ先生が語る思い――

   
  『人間関係 「違い」がわかればうまくいく!』
  ハワード・カツヨ著 より、一部を抜粋
   
 

27歳で渡米して以来、アメリカ社会の中で必死に生きてきた私です。
久しぶりに日本にやってきたら、まるで浦島花子でした。
社会のあまりの変化にびっくりしたり、ふと見つけた懐かしい風景に大歓声をあげたり……
道行く人からは大変おかしな人間と思われたことでしょう。
最初はなかなか日本語が出てこなくて、悲しい思いや、もどかしい思いもしました。
そんな私に、日本では会う人会う人が、
自分の人生過程や胸に詰まった思いを語ってくれました。
根本にあるのは、「どうしたら自分に自信をもって生きられるか」ということのようです。
皆さん、痛々しいほど一生けんめいに、自分探しをしています。

 

「人と違っていてはいけない」と思っている日本人。表面的には自由になったようでも、
心の奥底にあるものは、私が日本を飛び出した頃と変わっていない気がします。

 人間関係のストレスで、自分の力が出せない。
 自分のやりたいことがつかめない。
 そんな状態にあるように思えます。

 教育や援助の専門家自身でさえ、人間関係に疲れ、自分に自信がなく、
しかも十分なトレーニングを受けるチャンスがない状態です。

   
 

ハワード・カツヨ
日本の社会は、個人よりも役割が優先で、たとえば親として、子どもとして、先生として、
学生として、男として、女として、「こうふるまうべき」という枠がかなりあります。
その枠の中で「みんなと同じに」やっていくことは、かなりのストレスがかかります。
「人と同じにできない自分」を責めたり、
「自分と同じように感じない・行動しない人」の存在に傷ついたり、
腹を立てたりしているのです。
そこにエネルギーを使って消耗してしまうため、自分本来の力を輝かせることができない。
せっかくもっている輝きが、窮屈な枠の中に閉じこめられている。
もっとみなさん、きらきらと輝けるはずなのです。
「人と違っていてはいけない」という思いこみをはずすには、頭で理解してもダメです。
自分の全身を使ってわかること。
耳、心、目、頭、口、体の全部を使って学び、行動することが必要です。

 

 TRUE COLORS(TC)のプログラムは、理屈ではなく感覚でパッとつかめて、
その後の人間関係や自分自身をとらえる土台として役立ちます。
 文字で読むのではなく、セミナーに参加してください。
 4つのカラーの説明だけを読んで、「そうか、私はこういうタイプだ」と
納得することはできるでしょうが、それでは単なる性格判断で終わってしまいます。
グループの中で起きるダイナミクス(力動)があって初めて、
自分の中に気づきが生まれたり、「これでよかったのだ」とホッと安心したり、
他の人への見方が変わっていくことを体験できます。
 それを職場でのチーム運営に生かしたり、親子関係に生かしたり、
周囲の人とのつながり方を変えていくことができます。
 セミナーでお待ちしています!

   
 

◆ハワード・カツヨ 略歴
山梨県生まれ、千葉大学卒業。千葉県船橋市の中学で英語を教える。
1972年に大学院留学生として渡米。
大学の日本語教師や地域での実践活動などを経て、
その後28年間にわたり母校であるカリフォルニア州立大学で教鞭をとりつつ、
カウンセラーを務める。
教育学博士。カリフォルニア州認定マリッジ・ファミリー・セラピスト。
メディエーター(調停資格者)。TRUE COLORS JAPANマスタートレーナー。
国際教育、多文化教育に貢献し、議会より表彰を受ける。
アメリカ国内でのワークショップや講演のほか、1990年代より毎年来日して、
各地で専門家のトレーニングを行なう。
夫ジョンとの間に2人の子どもがいる。

08年秋より1年間、カリフォルニア州立大学23校を代表し、
早稲田大学に客員教授として赴任。
2010年春、カリフォルニア州立大学フレズノ校を退職するにあたり、
功績が際立ったとして、名誉教授の称号を贈られた。現在も同校の要請により、
学生の教育カウンセリングや地域活動を続けている。
主な著書に「Passages: An Anthology of the Southeast Asian Refugee
Experience」「Parenting Values and Practices of Japanese Families: Cultural
Parenting Education Guide」がある。国際賞受賞のドキュメンタリービデオ
「Voices of Challenge: Hmong Women in Transition」は現在サンフランシスコの
NAATAが直接販売している。『月刊 学校教育相談』(ほんの森出版)に
「日本人留学生の自己実現へのカウンセリング」を連載。

 

 「エンパワメント」の専門家がやってきた!
  ――ハワード・カツヨ先生は、こんな人――

   
  季刊『Be!』90号の紹介記事をもとに改編
   
 

カツヨさん 
日本生まれ。千葉大学を卒業後、中学校で英語を教えました。
とてもやりがいのある仕事でしたが、3年生の担任となって、
今まで生徒たちを伸ばしてきたことが生かせず、
一人一人を受験指導の枠に押しこめなくてはいけない矛盾と苦しさに息が詰まり、
27歳で日本を飛び出しました。「本物の教育」を探しに、
大学院留学生となったのです。

カツヨ先生はアメリカ社会の中でもまれながら必死に自分を育て、
やがて母校である州立大学フレズノ校の教授・カウンセラーとなります。
多文化教育・ソーシャルワーク・女性学などさまざまな学科で講座を持って教えつつ、
移民や留学生たちのグループに力をつけるプログラムを次々立ち上げ、
難民を支援する活動を組織し、小学校やハイスクールなどの教師の育成にも関わり、
困難を抱えた学生のカウンセリングも行なうという、
州立大学23校の中でも異色の存在です。
そうやってキャンパスや地域で、カツヨ先生は多くの人々を指導してきました。
戦火を逃れてやってきてアメリカ社会に戸惑う難民たち、
家族に問題をかかえて里親のもとで育った学生たち、
自分の力を奪われて生きてきた女性たち、そして世界中から集まってくる留学生……。
さまざまな背景をもった人をトレーニングする
エンパワメント教育(人間に力をつける教育)」の専門家として注目され、
その功績を議会から表彰されています。

 

 熱い思いとともに生きてきたカツヨ先生が、
1990年代から日本各地の大学や地域活動のネットワーク、
国立教育政策研究所などの招聘を受けて来日し、
人材のトレーニングをする中でつくづく感じたのは……。

「日本では、人を育てたり、援助する専門家さえも、こんなに疲れている。
自分がうるおっていない状態で、どうやって人を助けられるだろうか?」


 実は大学でも、日本の留学生の多くに同じ問題を感じていました。
 セルフエスティームが確立しておらず、自分自身の持ち味がつかめないまま、
周囲と比較して生きている……。
 センスと気遣いにあふれ、勉強熱心で、物事を着実にこなす能力があるのに、
その力が出せていない……。
 では、どうやって彼らに力をつけるか? 
 カツヨ先生は教材を探しました。
 その人の本来の力を引き出し、成長に向けて自信をつけてくれるもの。
 個人の価値観、生きてきた背景、行動スタイルを自然に受け入れ、
自分にないものにも気がついて伸ばせるもの……。
 これだ! とピンときたのがTRUE COLORS(TC)でした。

   
 
エンパワメントとは?
一言でいえば「力をつける」こと。ただし、
単なる能力アップではなく、自分の責任において行動を選択し、
問題を解決し、やりたいことをその人なりに実現していけるよう、
「もともとその人が持っている力を信じ、それが発揮できるようにする」
という考え方を土台としている。
その実現のために、一人一人に働きかけるだけでなく、
周囲と対等に支えあう関係づくりや、
それを可能にする社会システムを創り出すことにも
重点をおいた概念。
先住民運動、女性運動、
コミュニティへの市民参加などの活動において、
理論的な支柱ともなっている。
   

 

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