グループ・ファシリテーションの理論とスキル
★7月京都特別コース(土日開催)
グループをファシリテートする方法は、日本の教育で行なわれている「上から下に教える」やり方とはまったく別物です。
もちろん、単なる「司会」とも違います。
エンパワメントの専門家、ハワード・カツヨ博士による2日間のトレーニング。
– 治療や対人援助のグループワークを担当する人に
– 教育の場でグループ学習を効果的に行ないたい人に
– 多職種連携をすすめたい人に – 職場の会議を上手に運営したい人に 欠かせないスキルです!
京都で初めての特別開催です!
平日に東京で開催する「東京コース」はこちら
日程 | 2019年7月6日(土)~7日(日) ※2日間 |
---|---|
時間 | 1日目10:00~17:30頃2日目9:00~17:30頃※終了時間は、多少延びることがございます。お帰りの交通機関は時間に余裕を持ってご予約下さい。 |
定員 | 30名 |
参加費 | 60,480円(税込) |
講師 | ハワード・カツヨ (教育学博士 カリフォルニア州立大学フレズノ校名誉教授・カウンセラー TRUE COLORS JAPANマスター・トレーナー) |
場所 | 京都市内(お申込いただいた方に詳細なご案内をお送りします) |
早割 | 5月20日(月)までのお申込で、3,000円引きになる早割実施中! |
その他 | セミナーは公費(請求書払い)での受講もできます。公費での参加をご希望の場合は、お電話(03-3249-2551)でお申込ください。 |
セミナー詳細
おもなプログラム
グループをファシリテートする基本となる3つの要素<Be→Set→Do>を体験しながら、実際にやってみましょう!
<1日目>理論とディスカッション 【Be→Set】
・単なる司会ではない「ファシリテーション」とは
・「7つの信念」と「5つの自己モニター」
・計画と導入のロールプレイ
・スキルのチェック
<2日目>スキル練習 【Do!】
・気づきを促す質問のしかた
・要約と確認
・観察とレポート
・リフレーミング
・肯定的なフィードバック
・まとめのロールプレイ(課題をもとにファシリテーション)
私が「グループ・ファシリテーション」の講座をやろうと思ったのは、 「日本では援助や教育の専門家であっても、ファシリテーションを きちんと学ぶ機会がない。これではグループが扱えない」 と痛感していたためでした。
ファシリテーターは、単なる司会者でも指導者でもありません。
グループを安易にコントロールせず、プロセスを見守る。 プロセスが滞った場合は、グループを刺激する投げかけをする。
適切にフィードバック・要約・質問することで、グループの活動性を高める。
否定的な発言で凍りついた空気を、パッと切り替える。
場を独占する参加者には適切に介入する。 などなど……
グループダイナミクスを活用して参加者の力を引き出すには、 ファシリテーション・スキルと、自分自身をモニターする力が必要なのです。
こうしたスキルを繰り返しトレーニングする2日間!!
どうぞ、グループを動かす力を磨きに来てください。 ―― Dr. Katsuyo Howard
参加者の声より
- ファシリテーターの役割は、皆に投げかけて考えてもらうこと。人と人をつなげる力になることなど、たくさんの気づきがありました。特にリフレーミングがよかったです。とても刺激的な二日間でした。これまでもいくつかファシリテーションの講座に出ていますが、一番わかりやすかったです。とても具体的でした。(S 秋田)
- ファシリテーションについて、私の今までの理解は違っていた。ロールプレイで、生きたグループの動きを見ることができ、勉強になりました。(N 京都)
- グループで司会をしていると、今話しているメンバーと一対一で向き合ってしまうことが多い。グループ全体の反応を見ながら、それをキャッチして他の人につなげていくスキルを身につけたい。病院で行なっているSSTや家族教室で活用できそう。(R 神奈川)
- 相手の話を本当に聴くことを実践したいです。このセミナーは安心して発言できる、正解を言わなくてもいい、対等な関わり方のモデルでした。(S 山形)
- スキルの練習のうち「ポジティブに場を動かす言葉の使い方」は、すぐに活用できる。自分に欠けているところを補ってくれると感じた。(Y 北海道)
- すばらしいファシリテーターであるハワード・カツヨ先生の、生のエネルギーに触れたこと、宝になります。自分の気持ちの変化が印象的でした。最初は、失敗したら自分はダメって思われる、という怖さがありました。幾度もロールプレイをするうちに、最後は「皆の前でやりたい」に変わっていました。(H 鹿児島)
- チームを信じること、黙ることも大事だと学んだ。自分のパワーで押さず、テンポに乗れない人もいることを視野におくことを心がけたい。(M 愛知)
- まず自分を知ること、自分を安定させることの大切さを感じました。「要約」のスキル練習で、私の話を先生が要約してくださったとき、私に心を添わせてくださっているということを実感してジーンとしました。(T 大分)
- 教員一年目で担任を任されて、生徒のフラストレーションをためてしまった場面がたくさん思い浮かびます。今日学んだ工夫(相手を認め、生徒の力をつなげてグループ全体の学びにつなげる、まずは場の観察)を実践したいと思いました。ファシリテーションの勉強に来ましたが、それ以前に自分を知る機会となりました。感じたことを言語化する練習をして前進していきたいです。(K 三重)